定期預金ではお金を増やしにくい

「定期預金なら、低リスクでお金が増える」と安心はできません。金利は銀行によって変わりますが、あくまでも「普通預金より少し高い程度」となっています。株式投資などに比べて低リスクである分金利は低く、積極的にお金を増やしたい人には向いていません。

もう少し積極的にお金を増やしたいと考えるなら、定期預金以外にも低リスクでお金を増やす手段を検討したほうがいいでしょう。

低リスクといえば「個人向け国債」

安全性が高い

「お金は増やしたいけれど、リスクは犯したくない」という考えは、多くの人が持っています。ローリスクローリターンを望んでいる人におすすめなのは、「個人向け国債」です。

なんといっても「国」が発行している債券ですから、日本が破綻しない限りお金が回収できます。そのため安全性が高い(低リスクで行える)のです。

少額から気軽に始められる

個人向け国債は、文字通り「個人」の人しか購入できず法人は購入できません。1万円以上1万円単位という少額から購入でき、「まずは少額購入して様子を見る」という慎重な進め方ができるのも魅力の1つです。

保険と違って途中で解約した場合直前に発生した2回分の利息は返さなければいけませんが、それでも元本割れを起こすことがないので低リスクで比較的気軽に始められます。

期間も3種類から選べる

定期預金と同じように期間があり、満期が「3年・5年・10年」と3種類から選べます。3年と5年は金利が固定されていますが、10年物は変動金利です。(最低でも0.05%は保証されています)

個人向け国債は1年後から換金可能なので、急なライフプランの変更や収支の変動にも対応できます。定期預金と同じように長く預けるほどお金は増やしやすいため、使う予定のない資金があれば「10年物」がおすすめです。