金利が高い = 一番お得とは限らない
定期預金は1000万円以内であれば元本割れせず低リスクと言われていますが、その分金利の低さが目立ちます。だからこそ、「少しでも金利の高い銀行に預けたい」と多くの人が金利にこだわった選び方をするのですが、実は「手数料」という落とし穴があります。
シミュレーション!手数料によって金利はこうなる
・A銀行→金利が0.56%
・B銀行→金利が0.55%
100万円の資金を定期預金に預けるとき、上記2つの銀行であれば金利だけにこだわった選び方の場合「A銀行がお得!」となります。
ですが、A銀行に入金と出金で100円ずつ手数料が発生するとどうなるでしょうか?なんと、入金+出金で200円となり金利としては「マイナス0.02%」となります。その結果、
・A銀行→金利は0.54%(手数料200円で金利が0.02%ダウン)
・B銀行→金利は0.55%(手数料無料)
「手数料を加味した結果、金利の低いB銀行のほうが得だった」となります。定期預金はただでさえ金利が低いですから、200円の手数料であっても無視できません。
定期預金選びは「手数料」も要チェック!
つまり、金利の高さだけに踊らされるのではなく手数料も含めて見比べる必要があります。金利の高さでいうと大手銀行やゆうちょ銀行などは低く、地方銀行やネットバンクのほうが高い傾向にあります。また、ネットバンクはスマートフォンに対応している銀行も多くあるので、そういった銀行を探せばさらに使いやすいというメリットもあります。
金利が高い地方銀行やネットバンクのなかで、振込手数料の安さでみると「SBJ銀行」がもっとも安いです。(金利は2年もので0.25%・2017年11月時点)他行あての振込手数料は月7回まで無料で、ATM出金手数料はセブン銀行とイオン銀行なら何回でも0円です。