dカードGOLDを他ゴールドカード4種類と比較
クレジットカードには多くの場合”海外旅行保険”が付帯しています。
通常のクレジットカードだと保証額も気休め程度だったりしますが、ゴールドカードになると保証額もかなり充実してきます!
ただ、ゴールドカードは年会費がかかってしまうのがネックです。でも保障内容を見てみると、年会費を払うだけの価値は十分にあるカードもあるんですよ。
そのなかでもdカード GOLDはかなり保障内容が充実しています!dカード GOLDの他にメリットの大きいゴールドカードとして評価が高い4つのカードを様々な面から比較してみます。
旅行関連サービス
一般のカードとゴールドカードの大きな違いの一つが、旅行時の補償の手厚さです。各カードとも旅行に関連するサービスには大変力を入れています。
旅行面の評価は「マイルへの変換」、「空港ラウンジの利用」、「補償内容」の3点が対象となり、評価内容によってカードの価値が大きく左右されるといえるでしょう。
旅行関連サービス比較表
dカード GOLD | ミライノカード GOLD | JCBゴールドカード | 三井住友VISAゴールドカード | 楽天ゴールドカード | ||
---|---|---|---|---|---|---|
交換可能マイル | JALマイル | ― | ANAマイル JALマイル スカイマイル | ANAマイル | ANAマイル |
|
ラウンジ | 国内主要空港 ダニエル・K・イノウエ国際空港 | なし ※JCBプラザラウンジ | 国内主要空港 ダニエル・K・イノウエ国際空港 | 国内主要空港 | 国内主要空港 ダニエル・K・イノウエ国際空港 韓国/仁川空港ラウンジ ハワイRakutenラウンジ |
|
海外 | 死亡後遺障害 | 10,000万円 | 5,000万円 | 10,000万円 | 5,000万円 | 2,000万円 |
傷害治療 | 300万円 | 500万円 | 300万円 | 300万円 | 200万円 |
|
疾病治療 | 300万円 | ― | 300万円 | 300万円 | 200万円 |
|
携行品損害 | 50万円 | 50万円 | 100万円 | 50万円 | 20万円 |
|
賠償責任 | 5,000万円 | 5,000万円 | 10,000万円 | 5,000万円 | 2,000万円 |
|
救援者費用 | 500万円 | 300万円 | 400万円 | 500万円 | 200万円 |
|
航空機遅延保険 | 6万円 | ― | 10万円 | ― | ― |
|
国内 | 死亡後遺障害 | 5,000万円 | 5,000万円 | 5,000万円 | 5,000万円 | ― |
入院保険金日額 | 5,000円 | 4,000円 | 5,000円 | 5,000円 | ― |
|
通院保険金日額 | 3,000円 | 4,000円 | 2,000円 | 2,000円 | ― |
|
手術保険金 | 5万円 | ― | 20万円 | 20万円 | ― |
|
航空機遅延保険 | 10万円 | ― | 10万円 | ― | ― |
※2019年2月時点
マイルへの変換はJCBが圧倒的に優れており、3つのマイルと交換することができます。この点はさすが長年航空会社、旅行業界と付き合ってきたカード会社ならではのサービスといえるでしょう。
ミライノカード GOLDのみマイルとの変換ができず、一歩出遅れていると言わざるを得ません。
利用できるラウンジは、ミライノカード GOLD以外は各社国内ラウンジを利用できますが、楽天ゴールドカードが海外3拠点のラウンジ利用が可能としており、頭一つ抜けています。
注目すべきは補償内容です。この表は全て該当のカードを利用して航空券、ホテル代などの旅行費用を支払う「利用付帯」の内容としています。
「海外の死亡保障最大1億円」としているのはdカード GOLDとJCBゴールドカードのみであり、その他の補償もこの2枚がほぼ同等の内容になっています。その他3枚も十分な補償内容となっていますが、dカード GOLDとJCBゴールドカードはプラチナカードにも匹敵するほどの手厚い補償を設定していることがわかります。
旅行に関してはdカード GOLDとJCBゴールドカードがほぼ互角といえる高水準。ホノルルのダニエル・K・イノウエ国際空港のラウンジ利用をどう判断するかが評価の分かれ目となりそうです。
その他3枚はそれぞれ一長一短がありますが、補償面では楽天ゴールドカードが大きく落ち、ラウンジ面ではミライノカード GOLDが苦戦しています。
カード基本データ比較表
dカード GOLD | ミライノカード GOLD | JCBゴールドカード | 三井住友VISAゴールドカード | 楽天ゴールドカード |
|
---|---|---|---|---|---|
国際ブランド | VISA Master | JCB | JCB | VISA Master | VISA Master JCB |
年会費 | 10,800円 | 3,240円 | 10,800円 (初年度無料) | 10,800円 (初年度無料) | 2,160円 |
ポイント名 | dポイント | ミライノ ポイント | Oki Dokiポイント | ワールドプレゼントポイント | 楽天スーパーポイント |
ポイント還元率 | 1.00% ~4.00% | 0.50% ~1.00% | 0.50% ~1.50% | 0.50% ~1.00% | 1.00% ~5.00% |
交換可能ポイント | Pontaポイント | スマプロポイント | Tポイント 楽天ポイント dポイント nanacoポイント WALLETポイント WAONポイント 他、全10ポイント | Tポイント 楽天ポイント Pontaポイント dポイント nanacoポイント WALLETポイント 他、全14ポイント | 楽天ポイント |
ETCカード年会費 | 無料 | 無料 | 無料 | 540円 (初年度無料) | 無料 |
電子マネー機能 | iD | QUICPay | ― | iD | 楽天Edy |
特徴 | 電話、光回線の利用料が10%ポイントバック 携帯の修理費用3年で10万まで補償 年間の利用額が100万円(税込)以上であれば10,800円相当選べる特典あり | 住信SBI銀行口座利用でポイント獲得 ポイントを現金化 | ゴルフ場のエントリーサービス | 宿泊予約サービス「Relux」5~7%割引 | 楽天市場での買い物がポイント5倍(最大15倍) |
※2019年2月時点
ポイント還元率は、dカード GOLDと楽天ゴールドカードの2枚が下限1.0%となっており一歩リードしています。
年会費は楽天ゴールドカードが圧倒的に安く、約2,000円でゴールドカードが持てるのは非常に大きなメリットといえるでしょう。
ポイント変換サービスは、JCBゴールドカード、三井住友VISAゴールドカードが10種類以上のポイントと変換できる点で優れています。
dカード GOLD、楽天ゴールドカードはほとんど変換することができませんが、この2つのカードのポイントは多くのショップやサービスで直接利用することができるため、利便性の面では決して劣ってはいません。
ミライノゴールドカードは住信SBI銀行口座をもっていれば現金化できるので、条件が合えば最も汎用性が高いです。
独自サービスでは、dカード GOLDはドコモの携帯電話にかぎり、3年以内に端末に紛失・盗難、修理不能といった問題が発生した場合、最大10万円までの新機種購入代金を補償するサービスが利用できるのは、ドコモユーザーであれば非常に魅力的です。
楽天カードも「楽天市場」に限定されますが、利用時の獲得ポイントが5倍になるのはインパクトのあるサービスです。
ドコモユーザーならdカード GOLDはかなり優秀
もしあなたがドコモユーザーならばdカード GOLDはかなり優秀なカードです。
ドコモケータイ、ドコモ光利用料から10%還元が非常に大きく、ドコモユーザーであればそれで年会費をほとんどペイできる可能性が高いからです。
ですので、ほとんど年会費がかからずに、保障内容や特典が充実したゴールドカードを持つことができると考えることもできます。
特に海外でのトラブルは、日本国内では想像もつかないことに見舞われる場合があります。金銭面の不安がなくなるのは、とても大きなメリットといえるでしょう。
唯一気にかかるのは年会費の高さですが、ドコモの携帯、光回線を利用しているのならその心配もありません。それぞれの回線利用費用の最大10%がポイント還元されるため、年会費以上のポイントを獲得することも十分に可能。dカード GOLDの年会費の高さは、ドコモユーザーにとってはデメリットにはなりません。
ドコモユーザーであるならば、dカード GOLDはかなりおススメできるカードといえます。